学生は夏休みは遊んでばかりかというとそんなことはなくて、普段は講義(座学)があって丸一日フィールドに出るということが難しいですから、こういう講義がない時期にはたくさん実習が入って来たりします。
さて、まず初日。スギ林(人工林)と広葉樹林(天然生林)に分かれて、それぞれに調査区(以下、プロットと書きます)を設けました。
各プロットで、あらかじめ設置してあった採水タンクからサンプルを採ったり(これは夜に分析しました)、気象観測装置を設置したり、虫を捕まえるためのトラップを仕掛けたり、動物を撮るための自動撮影カメラを設置したり。
2日目は、プロット内の毎木調査です。木の直径、樹高、木が立っている位置などを測りました。また、前日に仕掛けた装置やトラップの回収も。
最終日である3日目は、三瓶自然館サヒメルの皆木学芸員に来ていただき、虫の同定などについてご講義いただきました。写真はないんですが。
最後に、スギ林で調査した班と広葉樹林で調査した班のそれぞれでデータをまとめ、発表しました。
担当したのは山下多聞准教授と橋本哲准教授でした。
山中で、例えば島根大学松江キャンパスのある松江市よりは気温は低いわけですが、それでも暑いし湿度も高いです。そんな中での実習でしたが、熱中症になる人もなく、けが人等もなく、ホッとしました。
ラベル:実習