島根大学演習林ではAndroidタブレットも使っています。
何に使うのかと言いますと、例えば…
調査の時に持って出て、現場で測った結果をその場で入力して活かす。
QGISを入れておいて、その図面上で自分の現在位置を確認しながら歩く。
といった使い方をしています。たぶん、まだいろいろな活用方法が考えられるでしょう。
さて、そのAndroidタブレットにはGPSも付いています。これがあるので、携帯電話の電波が入らない場所でもGPSを使うことができます。演習林内は携帯電話の電波が入らない場所が多いですから、携帯電話網に依存しないGPSが必要なのです。
そうして、現場でAndroidタブレットでトラック(軌跡)やポイント(位置)を記録して来ました。
でも、使っているパソコンはMac。Androidタブレットの中のデータをどう移したらいいんだ…
まあ、データをメールで送ったり、DropBoxやGoogleドライブなんかを使うという方法もあると思うんですが、今回ご紹介する方法は、AndroidタブレットとMacを直接繋ぐ方法です。
ご参考になれば。
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[1]「Android File Transfer」というMac用アプリ(ソフトウェア)を、以下の場所からダウンロードします。
https://www.android.com/filetransfer/
[2]AndroidタブレットとMacをケーブルで繋ぎます。Androidタブレットに下のような表示が出たら、「メディアデバイス(MTP)」を選択します。
[3]MacでAndroid File Transferを立ち上げると、以下のようなウィンドウが出て、Android端末のファイルを見ることができます。
[4]この時は「oruxmap」というアプリを使ってGPSで測った位置を記録していますた。この場合は、「oruxmap」フォルダの中の「tracklogs」フォルダを開きます。
[5]そのフォルダの中で、目的のデータ(ファイル)を選択します。
[6]選択したファイルを、Macの任意の場所にドラッグ&ドロップします。これでおしまいです。
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いやあ、ありがたいですよねえ、Macでもいろいろできて。
以前はこんなことはできなかった(いや、知らなかっただけか?)ので、記録して来たトラックは、同僚のWindowsパソコンや共用のWindowsパソコンでやらせてもらっていました。
でも、今やMacでもできます!
次回は、そうやってMacに読み込んだGPXファイルをどうするの、という記事を書こうかと思います。いつになるかわかりませんけど…