2016年11月17日

Android端末のGPSデータをMacに読み込む

前回に続き、今回も「どなたかの役に立つかはわからないけど自分の役には立つメモ」シリーズです。

島根大学演習林ではAndroidタブレットも使っています。

何に使うのかと言いますと、例えば…

 調査の時に持って出て、現場で測った結果をその場で入力して活かす。
 QGISを入れておいて、その図面上で自分の現在位置を確認しながら歩く。

といった使い方をしています。たぶん、まだいろいろな活用方法が考えられるでしょう。

さて、そのAndroidタブレットにはGPSも付いています。これがあるので、携帯電話の電波が入らない場所でもGPSを使うことができます。演習林内は携帯電話の電波が入らない場所が多いですから、携帯電話網に依存しないGPSが必要なのです。

そうして、現場でAndroidタブレットでトラック(軌跡)やポイント(位置)を記録して来ました。
でも、使っているパソコンはMac。Androidタブレットの中のデータをどう移したらいいんだ…

まあ、データをメールで送ったり、DropBoxやGoogleドライブなんかを使うという方法もあると思うんですが、今回ご紹介する方法は、AndroidタブレットとMacを直接繋ぐ方法です。

ご参考になれば。

−−−−−
[1]「Android File Transfer」というMac用アプリ(ソフトウェア)を、以下の場所からダウンロードします。
    https://www.android.com/filetransfer/
AndroidGPSマニュアル図-01.jpg


[2]AndroidタブレットとMacをケーブルで繋ぎます。Androidタブレットに下のような表示が出たら、「メディアデバイス(MTP)」を選択します。
AndroidGPSマニュアル図-02.png


[3]MacでAndroid File Transferを立ち上げると、以下のようなウィンドウが出て、Android端末のファイルを見ることができます。
AndroidGPSマニュアル図-03.jpg


[4]この時は「oruxmap」というアプリを使ってGPSで測った位置を記録していますた。この場合は、「oruxmap」フォルダの中の「tracklogs」フォルダを開きます。
AndroidGPSマニュアル図-04.jpg


[5]そのフォルダの中で、目的のデータ(ファイル)を選択します。
AndroidGPSマニュアル図-05.jpg


[6]選択したファイルを、Macの任意の場所にドラッグ&ドロップします。これでおしまいです。
AndroidGPSマニュアル図-06net.jpg

−−−−−

いやあ、ありがたいですよねえ、Macでもいろいろできて。
以前はこんなことはできなかった(いや、知らなかっただけか?)ので、記録して来たトラックは、同僚のWindowsパソコンや共用のWindowsパソコンでやらせてもらっていました。
でも、今やMacでもできます!

次回は、そうやってMacに読み込んだGPXファイルをどうするの、という記事を書こうかと思います。いつになるかわかりませんけど…



ラベル:Mac GPS android
posted by 島根大学演習林 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | エクステンション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月08日

GarminGPSのデータをMacに読み込む

Macを使っていますので、今までは「GPSのデータをMacに読み込めないよぉ」とか「GISが使えないよー」とか思っていたのですが、Macユーザーにとっても状況はだいぶよくなっているようです。

Macユーザー歴の長いみなさん、いろいろ苦労して来ましたよねえ、苦労して来ましたよねえ。

今回、ご紹介しますのは、Garmin社のハンディGPSで取ったトラック(軌跡)のデータをMacに読み込む方法です。

ちなみに…こういう内容の記事はネット上にもいろいろありまして、内容の詳しさや詳細に掲載する熱意に感心するばかりです。より深くお知りになりたい方は、そちらをご覧になっていただければと思います。
ここに書いていますのは、半分は自分や同僚のためのメモとしてです。(あと半分は、少しでもこういう情報が目に触れやすくなればと思って書いています。)

以下、図はクリックしていただくと、拡大したものを見ることができます。

ご参考になれば。

−−−−−


[1]まずMac App Storeで「Garmin BaseCamp」をダウンロードします。少なくとも、この記事の時点では無料です。
GarminBasecamp.png


[2]Garmin BaseCampを立ち上げ、GPSとMacをGPSに付属のケーブルで繋ぎます。
すると、Garmin BaseCamp上にそのGPSが表示されます。
Garmin-Mac-01net.jpg


[3]そのGPSをクリックすると、下の欄にGPS内のデータのリストが表示されます。リスト中のデータをクリックすると、右側の地図欄に、選択したデータが強調表示されます。
Garmin-Mac-02net.jpg


[4]また、リストでデータ名を右クリックして「情報を取得」を選択するか、クリックして「command + I」すると、GPSデータの詳細を見ることができます。
Garmin-Mac-03net.jpg

Garmin-Mac-04net.jpg


[5]また、いずれかのGPSデータを選択した状態で、メニューの「ファイル」から「選択したユーザーデータのエクスポート」を選択すると、GPSデータを書き出すことができます。
Garmin-Mac-05net.jpg


[6]ファイルを保存したい任意の場所を選び、GPX形式で保存します。
Garmin-Mac-06net.jpg



[追記]2016年12月9日
GarminBaseCampが使えるのは、OS X 10.10以降です。


ラベル:GPS Mac
posted by 島根大学演習林 at 11:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 機器の使い方 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。