2020年06月09日

お知らせ

この島根大学演習林ブログは、以下に移設中です。

島根大学演習林ブログ(新) 

これからはこちらをご覧ください…と言いましても、実はあまり更新していません。
主に更新しているのは、以下の各SNSです。

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これらとて、更新頻度はそれほど高くはないのですが…どうぞご覧ください。
posted by 島根大学演習林 at 10:51| Comment(0) | エクステンション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月23日

サヒメル科学探検隊の皆さんが来てくれました

10月21日(日)、三瓶演習林にて、島根県立自然館サヒメル「サヒメル科学探検隊」の活動が行われました。

サヒメル科学探検隊についての詳細はこちらをご覧ください。
  
今回の活動テーマは「三瓶山の森林で大学の研究者と一緒に活動しよう!」ということで、島根県内外から科学好きの小学生が来てくれました。

この日の研究テーマは「酸性雨」。
酸性・アルカリ性という言葉をまだ学校で習っていない子ども達もいましたが、当演習林の山下多聞准教授の講義を聞きながら、pHメーターやECメーターを使って、食塩水や温泉の水など身近な水溶液の水質を実際に測ってみました。
1_水質計測_使用写真.jpg


午後は演習林内を歩き、林内雨(森林の中で降る雨)、林外雨(森林の外で降る雨)、樹幹流(樹木の葉や幹を伝って流れ落ちて来る雨)、渓流水を採取し、
それぞれ水質がどう異なるかを調べました。
3‗サンプルを採水_使用写真.jpg

4‗まとめ_使用写真.jpg


講義中に「あぁ、そうか〜!」と声を出してうなずいたり、自分達のお弁当に入っていたミカンを絞って水質を計測してみたりと、好奇心旺盛な姿が印象的でした。
野外で出会った様々な植物や生き物にも興味を持っていましたよ。

お昼休みには番外編ということで、スタッフが用意したオニグルミ入りのパンを試食してもらいました。
普段口にしているセイヨウグルミと見た目や味を比べたり、実際に実を割って食べる部分を取り出してみたり。
残った殻を使って、貝合わせならぬ「クルミ合わせ」をして遊び始めたのには驚きました。
2‗クルミ合わせ_使用写真.jpg


10年後ぐらいに今度は学生実習でお会いする人もいる…かもしれません!
将来がとても楽しみですね。
ラベル:サヒメル 小学生
posted by 島根大学演習林 at 13:23| Comment(0) | エクステンション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月22日

植栽実習を行いました

4月12日(水)、植栽実習を、三瓶演習林で行いました。

植栽実習と書きましたが、正式な実習名は「森林学実習1」です。
3年生対象の実習で、様々な内容があるのですが、今回は植栽(植付)でした。
担当は久保満佐子准教授です。

この実習では、例年は裸苗(通常使われる根に土の付いていない苗)だけを植えています。ですが、最近、専門誌などでコンテナ苗の話がよく出て来ますので、今回は取り入れてみることにしました。
学生にも何かで読むだけではなくて現物を見て欲しいですし、自分も見てみたかったので。

コンテナ苗について詳しくは、例えばこのような記事がありましたので、よろしければご覧ください。

 ■石央森林組合 コンテナ苗とは

実習前日、裸苗とコンテナ苗が三瓶演習林に届きました。
こんな風に段ボール箱に入って届きました。今回は県外からコンテナ苗が来ましたが、島根県内でもコンテナ苗の生産を始めているそうです。
20170411コンテナ苗-01.jpg


1束を取り出すと、こんな感じ。10本がまとめられています。
20170411コンテナ苗-02.jpg


さらにそこから1本を取り出すと、こんな感じ。
20170411コンテナ苗-03.jpg


裸苗と違って、マルチキャビティコンテナと言われるコンテナで育てられていた時の土が、そのまま根についています。

これを植えてみたのですが、とにかく簡単、早い!
ディブルという器具で地面に穴を開け、そこに苗の根鉢を入れ、周りを軽く押さえるだけ。
20170412植栽実習.jpg

(この器具がないと植えられない、というわけではありません。)

裸苗を植える時は「ていねい植え」と呼ばれる植え方をしていまして、これはまず地表の落ち葉等をどけ、鍬で穴を掘り、苗を入れてから土を被せ、その土をしっかり踏み固め…と、1本植えるにもそこそこ時間がかかります。
それに比べると、圧倒的に早いです。穴を開けてポン、ですから。

課題は、苗の価格と重さでしょうか。
コンテナ苗の価格は、まだ裸苗の倍くらいします。また、根鉢がありますので、重さと体積の問題から、そうたくさん山に持って上がることができません。

今回の実習では、島根県中山間地域研究センターのみなさんにコンテナ苗植栽の指導をお願いしました。
また、この辺りでは導入事例が極めて少ないことから、大田市森林組合のみなさんが見学に来られたり、日本農業新聞の方が取材に来られたりしました(4月18日付けの同紙に掲載されました)。

こういったコーディネートをしてくれたのは、森林コースの卒業生で島根県職員のMさん(とその前任の方)です。
Mさん、こう言っては失礼かもしれませんが、在学時からすると随分としっかりされ、驚きました。卒業生がピシッと仕事していると、こちらも身が引き締まりますね。

今後、当演習林では、裸苗とコンテナ苗の今後を長期的に測定等して行く予定にしています。


posted by 島根大学演習林 at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | エクステンション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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