2015年08月18日

基礎フィールド演習が終わりました

先週、学生実習「基礎フィールド演習」を三瓶演習林で行いました。実習の様子を、簡単にではありますが、ご紹介します。

学生は夏休みは遊んでばかりかというとそんなことはなくて、普段は講義(座学)があって丸一日フィールドに出るということが難しいですから、こういう講義がない時期にはたくさん実習が入って来たりします。

さて、まず初日。スギ林(人工林)と広葉樹林(天然生林)に分かれて、それぞれに調査区(以下、プロットと書きます)を設けました。
各プロットで、あらかじめ設置してあった採水タンクからサンプルを採ったり(これは夜に分析しました)、気象観測装置を設置したり、虫を捕まえるためのトラップを仕掛けたり、動物を撮るための自動撮影カメラを設置したり。
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2日目は、プロット内の毎木調査です。木の直径、樹高、木が立っている位置などを測りました。また、前日に仕掛けた装置やトラップの回収も。
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最終日である3日目は、三瓶自然館サヒメル皆木学芸員に来ていただき、虫の同定などについてご講義いただきました。写真はないんですが。

最後に、スギ林で調査した班と広葉樹林で調査した班のそれぞれでデータをまとめ、発表しました。
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担当したのは山下多聞准教授と橋本哲准教授でした。

山中で、例えば島根大学松江キャンパスのある松江市よりは気温は低いわけですが、それでも暑いし湿度も高いです。そんな中での実習でしたが、熱中症になる人もなく、けが人等もなく、ホッとしました。


ラベル:実習
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2015年06月16日

三瓶演習林で森林立地学実習を行いました

先週(6月10日)は、三瓶演習林にて、森林立地学実習を行いました。テーマは「スギ人工林の地下部バイオマス推定」です。担当は山下多聞准教授でした。

今回の実習は4月に設置した調査区で行いました。
スギが立っている位置を測って帰りましたので、そのデータを元に「ボロノイ図」を作図しておき、その境界を実際に現場に設置します。

ボロノイ図とは…ムニャムニャ…
えー…、この場合ですと、地面を「その場所がどのスギに近いか」で分割してできる図です。あまり難しいことは聞かないでください。

最初は四角に区切られていただけの調査区内に…
20150610立地学実習-04.jpg


このようにビニルテープで分割線を入れていきます。
20150610立地学実習-06.jpg


そして、作った各ブロックで土をゴソッと決まった器具で取り…
20150610立地学実習-09.jpg


それを土と根に分け、根を持ち帰って乾燥させ、日をあらためて重さを計ります。
20150610立地学実習-13.jpg


今回はここまで。後日、まとめの講義があります。


ラベル:三瓶演習林 実習
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2015年06月04日

三瓶演習林にて森林立地学実習を行いました

昨日、三瓶演習林では、森林立地学実習のプログラムの一つ「土壌物理の実習」が行なわれました。森林学教育コース3年生対象の実習です。

担当は、橋本哲准教授、山下多聞准教授でした。

三瓶演習林獅子谷団地で、土壌断面を作成し、その断面から土壌の物理構造を調べました。土性、土色、含水率などを調べます。
写真は断面を見るために土を掘っているところです。
20150603立地学実習.jpg


また、断面を掘らずに、貫入試験器を使って調べることもしました。(こちらは写真はありません…)

次回の森林立地学実習では、また三瓶演習林にて、スギ人工林の地下部バイオマスについて調べます。


ラベル:三瓶演習林 実習
posted by 島根大学演習林 at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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